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CREATE営業の長谷川です。
皆さんは、万が一の事故に備えて「賠償責任保険」をどのように選んでいますか?
実は、補償内容や契約方法によって、同じ“保険に加入している”状態でも、カバーできる範囲は大きく異なります。
今回は、実際の事例を交えながら、契約時に注意したい3つのポイントをご紹介します。
まず重要なのは、自社が抱えるリスクを「人・物・資金」の観点から整理することです。
たとえば、ある建設会社では、下請け業者が作業中に近隣住宅の壁を破損する事故が発生しました。
しかし、契約していた保険は「自社従業員が起こした損害のみ補償」の内容で、下請け業者による事故は補償対象外。
結果的に、会社が数百万円の修繕費を自己負担することになってしまいました。
「誰が」「何に対して」「どんな損害を補償したいのか」
この3点を明確にするだけで、補償の抜け漏れを大幅に減らすことができます。
次に考えるべきは、「そのリスクを保険でカバーすべきかどうか」です。
発生頻度が高いものの損害額が小さいリスクは、保険を使わず自社で対応した方が結果的にコストを抑えられる場合があります。
たとえば、ある内装業の企業では、月に数回ほど壁や床の軽微なキズ修復費用(1〜2万円程度)が発生していました。
当初はその都度保険を使用していましたが、保険料の上昇や契約条件の悪化を防ぐため、軽微な損害は自社負担、大きな損害のみ保険対応とする方針に変更。
結果として、年間の総コストを削減することができました。
一方で、発生頻度は低いものの、発生時の損害額が非常に大きいリスク
たとえば、作業中に第三者をケガさせてしまう事故や、火災によって近隣建物に損害を与えるケースなどは、保険での備えが不可欠です。
実際に、工事現場での溶接火花が原因で隣接ビルを焼損させ、1億円を超える賠償が発生した事例もあります。
このようなリスクは企業努力だけで防ぎきれないため、保険でのリスク移転が経営継続のカギとなります。
更新のタイミングなどで自社の業務内容と照らし合わせ、「どのリスクを保険でカバーし、どこまで自社で負担するか」を定期的に見直すことが大切です。
最後に、意外と見落とされがちなのが「保険代理店の選び方」です。
同じような補償内容に見えても、保険会社ごとに細かな条件や支払基準が異なります。
そのため、特定の1社のみを扱う代理店では、自社の実情に合った補償プランを見つけられない場合があります。
一方で、複数の保険会社(2~3社以上)を取り扱う代理店であれば、補償範囲・特約内容・保険料のバランスを比較しながら、最適なプランを提案することが可能です。
【お客様本位の業務運営を行う代理店を選ぶ】
金融庁が定める「お客様本位の業務運営に関する原則」に沿って運営方針を公開している代理店を選ぶことも大切です。
「お客様本位の業務運営」とは、お客様の利益を最優先に考え、最適な商品提案・丁寧な情報提供・万一の際の迅速な対応を行うための金融庁の指針です。
こうした方針を明確に掲げている代理店は、契約前後を問わず、一貫して誠実にサポートしてくれる姿勢が期待できます。
【災害時にも強い代理店を選ぶ】
さらに、中小企業庁の「事業継続力強化計画(BCP)」の認定を受けている代理店であれば、災害時にも安心です。
この制度は、地震・台風・感染症などの災害発生時にも事業を継続・早期復旧できるよう、平時から体制整備やリスク管理に取り組む企業を中小企業庁が認定するものです。
認定を受けた代理店は、災害時でもバックオフィス機能や顧客対応体制を維持できる仕組みを整えており、保険金請求や事故対応をスムーズに進められる可能性が高い点が特徴です。
万一の際にも安心して相談できる体制を求める場合には、こうした認定代理店を選ぶことが、企業にとって大きな安心材料となります。
「保険に入っているから大丈夫」ではなく、“自社に合った補償で安心を確保する”という視点で、ぜひ一度見直してみてください!
CREATE 長谷川
弊社は中央区八丁堀に事務所を構えている保険代理店です。
損害保険・生命保険共に複数社取り扱いをしており、お客さまに対して『正確』『最適』『あったらいいな』を提供し続けます。
主に法人のお客さま向けに賠償責任保険や労災上乗せ保険など、各種保険をご案内しております。
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