
建設業と聞くと、「建設業は事故が多そう」そんなイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
実際、建設業は道路・橋・建物・上下水道など、私たちの生活に欠かせないものをつくる一方で、現場にはさまざまな危険が潜んでいます。
しかし、建設業の労災リスクは「高い場所で作業する」「重機を使う」といった、目に見える危険だけではありません。
今回は、建設業ならではの特徴と、それに伴って発生する労災リスクについて、建設業に詳しく解説します。
「建設業」と一言でいっても、その仕事内容は非常に幅広い業界です。
住宅やマンション、店舗、工場などの建物をつくる「建築工事」。
道路や橋、河川、上下水道など、社会のインフラを整備する「土木工事」。
さらに、電気・水道・塗装・屋根・大工・足場・鉄筋など、専門的な工事を担当する会社など全部で29業種もあります。
つまり、私たちが普段何気なく利用している建物や道路、電気、水道などの多くに、建設業が関わっています。
建設業を理解するうえで、もう一つ重要なのが「重層下請け構造」です。
一つの工事を、すべて一つの会社だけで完成させるとは限りません。
例えば、
元請会社→一次下請会社→二次下請会社→さらに専門工事会社
というように、複数の会社が関わりながら一つの工事を完成させることがあります。
そのため、一つの現場で働く人が「同じ会社の従業員だけ」とは限りません。
複数の企業・職種・作業員が同じ現場で作業することになるため、安全管理や情報共有が非常に重要になります。
では、具体的にどのような事故が考えられるのでしょうか。
① 墜落・転落事故
建設現場では、足場や高所での作業があります。
そのため、足場からの墜落や高所からの転落は、建設業において特に注意が必要なリスクの一つです。
足場については、手すりや作業床などの安全設備を整え、作業員が安全な状態で作業できる環境をつくることが重要です。
② 重機・工具による事故
建設現場では、クレーンや建設重機など、大型の機械を使用することがあります。
重機の操作ミスや周囲との接触、作業環境の確認不足などが重大な事故につながる可能性があります。
特に複数の重機を使用する現場では、監視役を設けるなど、事故を防ぐための安全管理が重要になります。
③ 感電事故
電気工事だけではなく、建設現場では電線の近くで作業するケースもあります。
そのため、作業場所と電線との距離や、周囲の電気設備について事前に確認することが重要です。
④ 重量物・資材による事故
鉄骨や資材、機械など、重量のあるものを運搬・設置する作業もあります。
「少し持ち上げただけ」「いつもやっている作業だから」といった油断が、大きな事故につながる可能性があります。
建設業の労災というと、転落や機械による事故など、「ケガ」をイメージする方が多いかもしれません。
しかし、もう一つ注意したいのが病気による労災です。
建設業界では、
『長時間労働』『高齢化』『人材不足』といった課題があります。
人手不足によって一人ひとりの負担が大きくなれば、長時間労働につながる可能性があります。
さらに、従業員の高齢化によって、身体的な機能の低下などが事故発生の要因となることもあります。
つまり、建設業の労災対策は「現場の事故を防ぐ」だけではなく、従業員の健康を守ることも重要なテーマなのです。
労災事故が発生すると、従業員本人への補償だけで終わらないケースがあります。
例えば、事故の状況によっては、企業側の安全配慮や管理上の責任が問われ、民事上の損害賠償問題に発展する可能性があります。
実際に建設現場で死亡事故が発生し、刑事処分だけでなく、営業停止命令につながった事例も資料で紹介されています。
だからこそ、「事故を起こさないための安全対策」と「万が一、事故が起きてしまった場合の備え」の両方を考えておくことが大切です。
建設業における労災対策は、従業員を守ることはもちろん、会社そのものを守ることにもつながります。
事故による治療費や賠償問題だけではなく、事故後の事業への影響、従業員や取引先からの信頼など、企業経営に関わるさまざまなリスクが考えられます。
また、現在の建設業界では人材不足も大きな課題です。
「安全に働ける環境をつくる」「従業員の健康を支える」「万が一の事故に備える」ことは、単なるリスク対策ではなく、従業員に選ばれる会社づくりにもつながっていきます。
建設業には、私たちの生活を支える重要な役割があります。
その一方で、
・高所作業による墜落・転落
・重機や工具による事故
・感電事故
・長時間労働による健康リスク
・高齢化に伴う身体的リスク
・人材不足による従業員への負担
など、さまざまなリスクを抱えています。
だからこそ、建設業のリスク対策では、「事故を防ぐ」+「事故が起きた後に会社を守る」という両方の視点が重要です。
株式会社CREATEでは、建設業のお客様を中心に、企業ごとの業務内容や現場環境、従業員の状況などを踏まえたリスク対策についてご相談を承っています。
「今加入している労災上乗せ保険で十分なのか?」「従業員の病気やケガまで考えられているか?」「万が一、会社の責任が問われた場合の備えはできているか?」
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営業山口
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